#1【続・ブラックワイフ】別居生活(家出ノマド生活)の再来
スポンサーリンク
2017年12月
2017年の冬が始まろうという季節の中、オレはもう夫婦生活の限界を感じていた。
昔からその傾向はあったが、秋頃からひどくなり始めた妻のモラハラ状態に辟易していた。
毎日、今夜も無事に静かな夜で終わってくれと、祈っていたし、妻が嫌がることは極力避けるように慎重になっていた。
しかし、その日も結局はダメだった。
限界は感じながらも少しでも子供と長く暮らしたかった
そんな状態なので、妻とは距離を置きたかったが、自分から出て行くのは夫婦生活からドロップアウトしたことに、言わば逃げたことになってしまう。それと子供と離れて暮らすことはとても寂しいことだと過去の別居で身に染みてわかっていたし、できれば少しでも長く子供とは一緒に居たかった。
出て行かざるをえない理由が、欲しかったし探していた。
そして、出て行く理由とタイミングがとうとうやってきてしまった。
事の発端は、オレが発するタバコの残り香だった
いつだって夫婦喧嘩のきっかけは些細なものだ。
買い物に行くからと車を出していつもの家の前の路上にマイカーを止めて、妻が家から出てくるのを待つ。待つことはオレは全く気にしないんだが、待ってる間の時間の使い方は、好きさせていただきたい。そんな訳でいつもはスマホをいじりタバコをふかしながら待つことが多い。もちろん車内は禁煙にしてるので、外に出てモクモクとsmokingしてる。そして、いつも車を出して待つ平均時間はざっと10〜20分ぐらいか。
禁煙の車に乗り込めばしばらくは吸えないし、次いつ吸えるかわからないので、その日もタバコを吸って待っていた。
すると案外早めに妻が車にきた。急いで火を消して出発の準備をしようと車に乗り込む。
(臭うかな・・・)そんな心当たりはあったが、ヨメが乗り込んだら即出発なので、運転席に乗り込む。その前に一応2〜3回大きく深呼吸する。肺の中の煙を可能な限り吐き出すためだ。
車を発進させ程なくすると車内が臭いとヨメ。
(また始まったか・・・)そう思いつつも構わず車を進め、家から5分ほど走った目的地のホームセンタに向かう。
ガーガーと話し続けるヨメ、発端はタバコの話だったが、もう関係ない話に飛び火していた。過去の話、オレをとことんディスる話に終始していたが、話をなんとか聞きながらもさっさと買い物に移行したかった。
駐車場に着くまでの辛抱だ。さほど遠くないうちにホームセンターの駐車場に着く。
しかし、ついても車から降りようという感じは一切ない。
延々と話し続けるヨメ。そんな中・・・
そしてトリガーは引かれてしまった
「もう出て行けよ!」
とヨメはオレに対して発してしまった。オレはこの言葉を待っていたのかもしれない。
これに対しオレも二つ返事「じゃぁ出て行くよ!」
これまで嵐が過ぎ去るのを待つかのようにじっと我慢していたオレだったが、ここからはオレもずぶ濡れ、どのみちグチャグチャになるんだということでタガが外れたように応戦してしまう。
もう買い物どころでは無くなっていた。
結局買い物はせずに家に引き返しヨメと子供を車から降ろし別居生活が始まることになった。
【つづく】
その後の家出の顛末は下記で書いております。
gjcc.hatenablog.com
- 作者: 山岸伸
- 出版社/メーカー: 音楽専科社
- 発売日: 1991/03
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る