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#12【続・ブラックワイフ】GPSが気になって仕事が手につかない・・

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GPS

2018年4月の上旬。
オレは秋葉原に行った。GPSをレンタルで調達するためだ。
とりあえず3万円弱とお得な1ヶ月プランでも金欠なオレにとってはきつかったが、男からたんまり慰謝料とって回収してやろう。そう思っていた。
最小サイズのGPSだったがその筐体は携帯のバッテリーの大きさぐらいはあった。ヨメの行動をキッチリ把握するにはGPSの本体をコートのポケットやカバンに入れるのが理想だが、コートやカバンは日によって何を着るのか持っていくのかが明確でなかったので、機能しないリスクとGPS本体が見つかるリスクとがあり、自転車につけるのが精一杯だった。

正直こんなことはしたくなかったし、当然罪悪感はあったがそもそも朝帰りをするヨメが悪い、それがなければオレはこんなことはしなかったんだと自分を正当化した。というかそれが実際のところの話だった。

自転車に取り付けてスマホの画面で確認すると精度に若干のクセがあったが、日常生活の移動手段がヨメはほとんどが自転車での行動だったので、家にいるのか番長のところにいるのか、仕事に行っているかの判別をするには十分の精度だった。

GPSの測位情報もまた非情な現実を突きつける

GPSは受信した瞬間の時間に対して点で測位を取る。つまりはスマホの受信ボタンをタップするとその度に位置情報が記録される仕組みだったので、カーナビみたいにチャリの動きが線で見えれば良かったんだが点でしか見えない。
それでも状況を把握するには十分だった。というのもヨメは夜から朝帰りするまでのみならず、会社から帰るとまず番長の家により、しばらく過ごしてから自宅に帰る。
会社に行くべき時間帯も仕事を休んで番長の家に滞在することも多く、まさしく「入り浸っている」という表現がピッタリだった。
日中にチャリの位置を示すGPSが番長の家に停まってると、それからどれくらい滞在しているのか気になって仕方がなかった。そうなると仕事もなかなか手につかなかった。

その後番長のマンションの部屋番号までは特定できていなかったが、このGPSの測位情報も証拠になりうるため、ヨメをなるべく泳がせて、証拠の収集を続けていた。


オレがGPSでヨメの行動を追いつつもなかなかそれ以上の証拠を得られていない状況の中、事件は起こった。
それは、普通じゃぁ考えられない展開、まさしく事件だった。

【つづく】


es 佐藤江梨子写真集

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