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#7 【続・ブラックワイフ】どこまでも利害が一致してしまうマイメン

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とりこし苦労

康夫からの着信履歴から時間が2〜3日経ってしまったが、コールバックがわりに送信したLINEだったにも関わらず、すぐに返信が来た。
「久しぶり、元気してるかなと思って・・・。
 軽く飲みにでも、どう?」
別に悩むことも心配する必要もなかった。
そろそろ、あの大炎上劇から2年がたち、熱りも冷めただろうという頃合いをみて康夫は連絡して来てくれたのだ。
そんな連絡が来たタイミングで2017年の冬、オレは別居を始めていた。
当時は、不動産の件が原因で離婚となるのはお互い回避避しようという思いで一致していた。が、それから2年経っても結局はオレはヨメとうまくいっていなかった。

年末年始はお互い忙しく都合が合わないでいたが、年明け早々にやっと都合がつき飲みにいった。
近況報告をして、タラレバの話をして空白の時間を埋めるようにいろいろと語り合い、2年前と変わらないマイメンの関係を取り戻すことができた。
大炎上した件については、康夫はもう過去のことだということで消化できていて、先を見ていた。オレは申し訳ない気持ちでいっぱいだったのもあり、その後も再び顧客を紹介する窓口としてちょくちょく会うことになった。
顧客を康夫に紹介し、営業マンの康夫が商談成立まで持って行けばその紹介料としてのインセンティブは最大100万円というものだった。
借金を抱えていたオレは、康夫に客を紹介してインセンティブをゲトり借金を返す足しにできればということで、顧客を紹介して欲しい康夫とインセンティブを受けたいオレで再び利害は一致した。

ダメ元の依頼

月に1〜2回程度会っていく中で、夫婦関係のことについても相談した。ヨメが飲みに行って帰ってこない件である。そして、オレはおもむろに康夫にこう切り出してみた。

「探偵とかやってみるの興味ない?」

ダメ元で興味がなかったらスルーしようと思って振ってみたのだが、これに対し思いのほか康夫の食いつきは良かった。
そして一度そういうのやってみたかったという康夫は、オレの依頼を引き受けてくれた。


探偵を頼みたいが私立探偵を使うほど金を持っていないオレ、そしてそんな仕事を一度はやってみたかったという康夫との利害は三度一致したのだった。

こいつとは、このマイメン康夫とはどこまで利害が一致するんだ・・・
オレはそう思った。

【つづく】

FLASHデジタル写真集 手島優 35歳 気持ちいい体

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