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#14【続・ブラックワイフ】ヨメのLINEを盗み見したら地獄に墜ちた

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【前話】↓
gjcc.hatenablog.com

証拠を固めるためにLINEをチェック

正直ヨメのスマホを見るのは勇気がいることだった。そして気が乗らなかった。
それはヨメが最も嫌がる行為のひとつだと知っていたからだった。
以前スマホが普及する前は、携帯電話の着信履歴のチェックが主流だったわけだったが、過去に(と言っても結婚前だが)チェックしたことがあった。
その時は、まぁ簡単に言えば結果はクロだったのだ。
自己弁護するわけではないが、オレは基本的にはヨメであろうと他人のスマホのチェックなどしない。
しかしチェックせざるおえない状況というか、チェックして何かが出てくる可能性が限りなく高い状況でないとオレはスマホなどチェックできなかった。
そして現在の状況はかなりの高確率で何かが出てくるであろう状況であったのも確信していた。

石原さとみのドラマが答えを教えてくれた

ヨメのスマホには指紋認証でロックがかかっている。これをどう解除するかが問題だ!
背後から盗み見するなども聞いたことがあるが、証拠としては全く意味ない。
暗証番号は数回間違えるとロックがかかる。いくつか試してもいいが確実性がない。
そしてオレは唐突に思い出した。
ヒントというか回答は少し前にヨメと一緒に見ていた石原さとみのドラマにあったディア・シスター

ロック解除!

ある日、ヨメが夜帰ってきた、しばらくソファーにもたれながらスマホをいじっている。何かを打ち込んでいる。おそらくはLINEだろう。
そのうち布団の敷いてある部屋に移動して寝転がって携帯をいじりながらうたた寝してしまっている。
しばらく経って「おい・・・寝ちゃっていいのか?」とオレは優しく起こすことを試みる。
いや、この時当然起こす気はない。目的は目を覚まさないか、ちゃんと寝てるかどうかの確認だった。
酒を飲んでいるのと連日の朝帰りのせいでか起きる様子もない。爆睡しているようだ。

うたた寝しているヨメの手から転げ落ちているスマホを手に取りカバーを開く。折りたたみ式だ。
寝ているヨメの親指を指紋認証センサーに当てる。

これでロック解除完了!

パンドラの箱

まずはLINEのアプリを開く。
直近でトーク履歴が残っているものを確認する。
簡単に浮気相手のアカウントのトークは見つけられた。
ドキドキしながらトーク履歴を読み進めると、
ヨメと男のトーク内容は、たわいのない内容から逢瀬のためのやりとり、そして・・・

👩「早く逢いたい」

👩「私も愛してるよ」

👩「大好きよ」

👩「しばらくエッチできないから早くよくなってね」

と、断片的に抜粋するとこんな内容が含まれており、いわばまぁ真っ黒であった。
男の文面は思い出すとクソキモくて反吐が出るので割愛しとく。
しかもオレとのやりとりでは全く使われない❤️や😍黄色い顔などのマークが無数に使われていたのは言うまでもない。
誰が見てもラブラブなやりとりだった。
当然セックスもしていたのは想像に難くない。というより、この文面・・・もう確定だろ!充分だろ!

さらに・・・

👩「明日排卵予定だったのに・・・残念」

これには驚愕した・・・

こいつら排卵日とか意識して何やっちゃってんの・・・?
いや当然セックスなのはわかる・・・。

一回だけの間違いとかじゃない。完全に何回もヤッている。いやむしろこれ、ヤリまくっている!!

排卵日とか意味がわからない。妊娠も意識してるってことか?

その関係性は想像以上であった。オレの想定のはるか上を逝っていた・・。


ドキドキしながら手汗をかきながらヨメのスマホの画面を自分のスマホで写真をとった。
手が震えてうまく撮れない。
悪いことをしているんじゃないかというドキドキ感なのか、怒りに震えているのか、あるいは両方だったかもしれない。
いろいろな思いが脳内を駆け巡った。
落ち着け・・・ と自分に言い聞かせ、なんとかそのトーク画面を写真に収めた。


心的外傷後ストレス障害(PTSD)になるかと思った。

多分なってないけど。
胃が痛くなってきて思わず家の外に飛び出した。
康夫に電話せずにいられなかった。話を聞いて欲しかった。そして泣いた・・・。

これは流石にオレも堪えた。
しかしそれが答えだった。初めて現物で知った現実だった。

今まではあくまで予想の範疇だったが、確実な証拠を見てしまった。握ってしまった。
信じたくはなかった。今まで心のどこかでは僅かな可能性を信じていたのかもしれなかったが、それはことごとく崩壊した。

これを見る前日の晩、オレは久しぶりにヨメに仕掛けてセックスしていた。
中出しはしなかったが生だったし、行為中の様子は特段今まで通りだった。

それがあったせいでか、LINEの内容を見た時に落差がデカかった。
オレのヨメはまさにビッチだった。いやただのビッチじゃない、超クソビッチだった!

知らない方が幸せだってことがあるのはわかる。だが、これを知らないでいることは本当に幸せなのか疑問だった。
知ってはいけないことだったのか、いや知るべきことだったんじゃなかろうか・・・。

頭の中がぐちゃぐちゃになりながらもシンプルに凹んだ。キツかった。

しかし・・これはまだ地獄の入り口に過ぎなかった。


【つづく】

西田麻衣 Sweet Body

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